ウクライナ侵略の影響

市場はウクライナ侵略の件で揺れています。かつての核保有国であったウクライナは、今回、欧米から見放され、核放棄をしたことについてどんな気持ちでしょうか。世界の構図の転換点を今回、世界に認識させたかもしれません。TSMCの株価は明らかに弱く、「台湾有事」への市場の懸念を感じさせます。

半導体は、現在の世界の中心なのでしょう。ウクライナの件に関係してか、NVIDIAがハッキングを受けました。被害は正確に開示されていませんが、NVIDIAはハッキングにより1TBのデータが盗まれたといわれていますが、NVIDIAはハッキング仕返し、その盗まれたデータを暗号化したともいわれており、次元の違う戦いが行われているようです。

コロナ相場に似た構図が再び

コロナ相場においては、実体経済への不安から、景気連動銘柄から資金が逃避し、関係のない銘柄へ資金が集中して、買いと売りの需給が良い方向に崩れ、それら株価が上昇、その後、実需も伴ったハイテク、IT関連が非常に強い相場を継続展開したという図式であったと考えています。そして今回、ウクライナ侵略によりエネルギー価格の上昇が想定され、それが実体経済と物価にダメージを与えます。よって再び、景気連動銘柄から資金逃避する動機が発生しており、需給面からハイテク、IT関連はサポートされるとみています。

1周遅れで需要が増えているセクター

ルネサスエレクトロニクスが昨今、売上急成長していますが、近年ある半導体の拡大とは、少し違った成長であるとみています。背景に、ADAS(先進運転支援システム)の伸長があり、規制も相まって、SUBARUに代表される衝突防止システムなどの先進運転支援システムの需要が急拡大しています。自動運転よりも現実として迫っているこの機能の拡大であり、消費者ニーズ以上に規制がその搭載数を押し上げています。これにより、周回遅れでADAS関連中心に半導体需要増加がみれら、米系のオン・セミコンダクターやオランダのフィリップスから分社したNXPセミコンダクター、そして日本のルネサスエレクトロニクスあたりが注目銘柄として挙げられるでしょう。NXPセミコンダクターについては、かつてクアルコムが買収しようとしましたが、独占禁止法により買収却下となっているぐらいの企業です。周回遅れで株価上昇の機会がくるのでは、とみています。なおルネサスエレクトロニクスは株主をゴミのような扱いをしてきており、超長期チャートをみれば、ナニコレ?という状態ですが、最近は改心したようにもみえるため、検討対象にはなるでしょう。

NVIDIAは3月21日からのGTCイベントに期待

3月21日のNVIDIAが大規模イベントを開催します。これにあわせ、開催初日に材料が出る可能性もあり、注目日となるでしょう。

半導体関連は、各種情勢及び需要の増加から、悪くない相場展開がここから続くと考えています。台湾を侵略されると苦しい状況になりますが、私としても、「もし」あるとしても2026年~2027年かと考えており、まだ問題ないかと思っています。習近平氏の党トップの3期目の任期の終わりが2027年であり、2027年8月が人民解放軍創建100年であり、軍の近代化の達成目標が2027年とされていることから、そう考えています。

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